非常にレアケースなのですが、オーク(ナラ / 楢)やチェスナット(クリ / 栗)、杉の赤身の部分などアルカリ性の水溶液で変色します。
壁面に使用する珪藻土や漆喰に含まれるアルカリが無垢フローリングに付着するとかなり厄介です。
左官屋さんもしっかりと養生をしたうえで作業をして下さる方ならば良いのですが…
このようなシミがかなり深くまで浸み込んでおり研磨では手の施しようのない状態。
不自然にならないレベルまで削り、他のところと差がわかりにくいようにグラデーションで色を載せていくと云う作業で補修します。
新築もリノベーションも大工さん、左官屋さん、塗装屋さん、軽天屋さん、クロス屋さん、設備屋さん…などなど多くの方が携わって造られるものなので、どうしても他の建材の知識は乏しくなりがち。
だからこそ工程と養生が非常に大切なのです。