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無垢フローリングの反りと含水率

無垢フローリングの施工・補修・メンテナンス

無垢フローリングのトラブルのひとつに「反り」が挙げられます。

反りには2種類あり、ひとつは「刀反り」と云って、その名の通り無垢フローリングが横方向に反ってしまい、施工時に一方のサネをはめると反対側が外れてしまうような状態で、ねじれ同様施工が困難な状態です。

そしてもうひとつは「カップ反り」。
これは短手方向に反る状態で、 材面の両端が盛り上がり中心が沈んだような現象です。

このような場合、大体の原因が湿度の上昇によって含水率(気に含まれている水分量)が増え、無垢フローリングが膨張しているのですが、施工時にスペーサーなどを入れず無垢フローリングの伸縮の逃げを作らなかったためにこのような反りを生じてしまいます。

無垢フローリングの含水率は樹種などにもよりますが、概ね8~12%程度で生産されています。(床暖房対応の無垢フローリングは5%以下)

今回ご相談頂いたパインの無垢フローリングは数か所計測して10~14%とやや高めの含水率。
新築物件でこの梅雨の長雨の時期に締め切っていたことが原因のようです。

このぐらいであれば居住して通換気を心掛けていれば収まるでしょうから今回は補修などは行わず様子を見て頂くことになりました。

無垢フローリングには樹種や現場の状況に応じた正しいメンテナンスを行わなければなりませんので、お困りの際は是非ご相談下さいね。

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