最近、フローリングの「浮き」についてのご相談をよく頂きます。
しかし浮いているフローリングが無垢フローリングなのかプリント合板のフローリングなのかによって補修が可能かどうか異なります。
先日、「ペットのおしっこで床が浮いてしまっているので見て欲しい」と現調に訪れた現場もプリント合板のフローリングで、 下地と剥離してしまっており浮いてしまっていました。
また、先週、自宅の給湯器が壊れたため家族で有馬温泉のスーパー銭湯に行ってきたのですが、フロアの殆どがプリント合板のフローリングでこちらもすっかり下地と剥離してしまっており至る所が浮いてしまってブカブカとした変な足触り。
折角の魅力的なスーパー銭湯もそんなフロアのせいでイメージがた落ちです。
このようなプリント合板のフローリングの浮きの場合、フローリングと下地の間に注入をするとその部分の床が盛り上がってしまうため、一部をめくって下地に接着剤を塗布して圧着させるか、もしくは貼り換えが妥当です。
しかし無垢フローリングの浮きの場合はそこまでブカブカになることはないので、上記のようなフロアメンダー500を注射器で浮いている部分に充填させることで床鳴りや浮きを解消することが可能です。
確かにプリント合板のフローリングは無垢フローリングに比べてコストを随分落とすことが可能で、ウレタンでテカテカの表面は水に強そうですが、このように剥離してしまうと補修しにくいものですので、使用用途や現場の状況に応じて無垢フローリングと塗料を選んで使用する方が結果的にコストが掛からない…なんてこともあるのです。